都市環境コースの概要
機能性・安全性・デザイン性を備えた人々の住みやすい国づくり・ まちづくりに必要な建設・建築技術を学習します
都市環境コースでは、都市インフラの整備と維持管理を通して人々の生活やものづくりを支えることはもとより、持続可能な社会の構築に資するため,地域の再生、自然環境の保全と再生、また防災や景観問題など現代的課題に対処して人々の住み易い環境をコーディネートできる技術者の育成をめざしています。
さらに環境や景観を守りながら快適な都市空間を創造する能力、時間を経て周りの環境にとけ込み文化の一部になるようなものを創造する能力を持ち、美しいまちづくり・国づくりのための幅広い視野を持った企画力・構想力を養い、都市構成要素の使用性・安全性・デザイン性を考慮した基本的な設計のできる技術者を育成します。
本コースの教育課程では、各コース共通の工学基礎科目で他分野などの工学基礎を学ぶとともに、大きく分けて以下の5種類のコース専門科目を学びます。
(1)構造物の力学的な設計や維持管理の基礎となる構造力学分野
(2)水・土に関連した衛生・地盤環境分野
(3)建築・都市計画に関する分野
(4)資源リサイクル・防災等の環境分野
(5)環境デザインに関する分野
演習や実験・実習では、講義で得た知識や技術を総合的に活用することによって良好な環境創造に必要な企画力・想像力・表現力を体験的に学習し、結果を正確に解析して工学的に考察する能力を身につけます。くわえて、都市環境の問題に関連した総合的な課題発見とその解決能力、および自己学習の習慣とプレゼンテーション能力を身につけるため、基礎研究を4学年、卒業研究を5学年に行います。
卒業後の進路は、総合建設業、空調・衛生設備工事業、建設コンサルタント業、建築設計事務所、建材メーカー、官公庁(土木・建築関連部署の公務員)、鉄道・高速道路、電力・ガス会社等が挙げられます。より高度な専門知識と技術を身に付けたい勉学意欲の旺盛な学生には、専攻科への進学(さらに専攻科から大学院への進学)や大学への編入学の道が開かれています。