科目一覧

ここでは都市環境コースが開講する専門科目について概要を解説します。一般科目や工学基礎科目の一覧については学生便覧(pdfファイル)をご参照ください。また、卒業研究に関しては卒業研究のページもあわせてご覧ください。

1.都市や建築物の計画に関する科目

都市環境計画

広い視野から都市問題、都市計画法、都市計画手法について学び、身近な都市環境問題を解決する知識を身に付けます。

生活環境計画

空気・熱・水・光・音の環境5要素を中心とした室内環境および屋外気候に関する基礎的知識について学び、快適な環境を創造するのに必要な各種設備の機能と設計方法に関して基礎的な事項を修得します。

建築計画

建築物の計画のプロセス、寸法・規模計画、さらには空間の計画手法といった建築計画上の基盤となる総論的知識について学習します。

建築法規

技術的かつ専門的な内容を含む法律である建築基準法の一般的な概要について学ぶとともに、その基礎的知識を修得します。

 

2.都市や建築の設計・デザインに関する科目

環境デザイン論

環境デザインの概念に関して基本的な事項を学び、さらにバリアフリーの領域から建築物や街路交通システムなどのデザイン技法について具体的に学びます。

環境デザイン実習

土木・建築の施設の具体的なデザインを通じて、環境に対する総合的理解を深め、設計・製図および模型製作を行います。

住環境設計演習

都市生活環境に関する歩道橋や道路橋などの構造物や、住宅を基本とした諸施設を具体的な条件に則してデザインしていくことで、建設技術者に求められるデザイン力とプレゼンテーション力を身に付けます。

建築造形実習

ひとりひとりを取りまく世界を、心情的な観察によって認識することで体験的な感受性の豊かさを開拓し発達させ、それを造形的に創造、完成させるプロセスを実習を通して体験して理解します。

 

3.強く安全な都市構造物や建築物を作るための力学に関する科目

構造力学I

構造物を作るための力学の基礎を学びます。荷重が作用するとき、断面内に働く断面力を解析できる能力を修得します。

構造力学II

仕事とエネルギーの概念を理解し、力のつり合い条件のみでは解けない構造形式の断面力と変形を解析できる能力、および構造物の設計に応用できる基礎的な能力を修得します。

鋼構造学

鋼構造物の特徴、橋梁形式とその構成部材、各種の設計荷重を学び、影響線による荷重載荷法を理解します。さらに影響線の使い方、桁断面の設計法等を演習により修得します。

構造実験

土木・建築構造物の力学的な現象を、簡単な模型実験を行うことによって目に見えるかたちで把握し、基礎的な構造力学の理論の理解を深めます。また、地震・台風等による振動問題に関する解析方法を修得します。

 

4.都市構造物や建築物を建設するための材料に関する科目

建設材料

土木および建築構造物を構築している主材料のうち、木材、石材、セメント、混和材料、コンクリートおよび各種建築材料について、その力学的および物理的な諸性質について学習します。

RC工学

鉄筋コンクリートの各種荷重・断面力下での力学的特性や設計理論を理解し、現行の鉄筋コンクリート設計規準に準拠した構造物の設計を行うために必要な基礎知識を修得します。

材料実験

日本工業規格(JIS)や学会などで規定された試験方法に基づいて、建設材料に関する基本的な試験を行い、試験方法を修得するとともに材料の諸性質を理解します。

 

5.安全・安心な都市をつくるための水や土に関する科目

水循環工学I

水の静的特性および流動現象を正しく理解し、的確な設計外力を設定するため、水の物性特性、基礎方程式、静水圧、および浮体の安定について学びます。

水循環工学II

さらに詳しく水の性質を理解するため、層流・乱流、および管内流量の計算について学びます。

土質環境工学I

地盤を構成する複雑な土の基本的性質を理解するため、土の組成とその表示法、土の粒度分布と土の分類、含水量の変化に伴う土の性質の変化、盛土築造時における締固め特性等の内容を学習します。

土質環境工学II

地盤中を流れる浸透流の解析、構造物が築造に伴う粘性土の圧密沈下解析、土構造物の安定問題の基礎となる土のせん断破壊特性等、力学的性質まで含めた土に関する内容を学習します。

水・土質環境実験

水循環工学と土質環境工学で学習した内容を現象的に理解するため、物理試験と力学試験からなる水と土に関する実験を行います。

 

6.環境に配慮した災害に強い都市づくりに関する科目

地球環境工学

環境保全に効果的な循環型社会の構築に向けて、アメニティ環境創造システム、エネルギー・物質循環型都市システム、都市成長管理システムなどの実例からアーバン・エコロジー技術の現状を把握し、建設分野で取り組むべき課題について学習します。

環境衛生工学

都市環境を水域環境の循環という視点で考察し、安全な飲料水の供給と汚濁排水の処理といった上水道と下水道技術を中心に、水域環境の現状と関連する技術について学習します。

資源リサイクル工学

建設資源の現状と将来および従来廃棄物として捨てられてきた建設副産物の処理と利用の現状と、建設資源リサイクルの意味と役割および開発中の技術について学習します。

防災工学

地震・火山噴火・風水害等、自然の脅威に見舞われることが多い日本の災害の具体例を学び、災害の発生メカニズムと環境都市として災害を防ぐための考え方とその対策法について学習します。

 

7.都市や建築物を建設するための技術に関する科目

測量学

建設の基礎である測量の基本事項、測量値の取り扱い方、距離測量、平板測量、角測量、トラバース測量、水準測量、スタジア測量、面積および体積の測定方法について学習します。

測量実習

地物の位置を定め、また面積・体積を算定する測量技術の基礎部分を体得するため、距離、角度、高低差の測定技術、およびこれらの応用技術の初歩を、野外における実習を通して身につけます。

建設施工

建設工事の環境保全に関する技術を学び、各種の施工法と工学的な基礎原理について、ビデオや現場見学等を利用して学ぶます。

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